広島市西区にある隅田耳鼻咽喉科医院 隅田 正二先生より、戦時中使用されていた「斉藤式 野戦気管切開器」を寄贈していただきました。
アルミのお弁当箱のような缶に入った気管切開器は、未使用だったのか、綺麗なまま保存されていました。
戦時中の軍医さんがこの野戦用の気管切開器を携えて戦地に赴いたときのことを皆で想像いたしました。
爆弾や火炎で喉を焼かれた兵隊さんの呼吸を確保するために使用したのでしょうか。
「カニウレ」と記載された気管カニューレが今とほとんど違わない形状であるに驚き、
また、気管を切開する器具の
寄贈していただいた「斉藤式 野戦気管切開器」は広島大学病院構内にある医学資料館に展示させていただきたいと考えております。
医学の歩んで来た歴史を感じさせる貴重な資料をご提供くださった、隅田先生に心より感謝申し上げます。
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